売れないラーメン屋さんの主人
ちょっと、想像してください。
あなたは、ラーメン店を営んでいます。
開店するまでに一生懸命、スープの味も勉強して渾身の一杯を作りました。
このラーメンなら、必ずお客さまにも喜ばれて行列が出来るに違いないと今からワクワクしています。
そして、いよいよ開店当日がやってきました。
あなたの思惑通り、お店の前は行列を作っています。
このまま順調にいけば、お金持ちにもなれる。
いろいろな夢を描いていることが現実となると思っていました。
ところが、1週間も過ぎたあたりから行列も作ることが無くなり、どんどんお客様がお店に来なくなってしまいました。
あんなに、行列が出来ていたのに・・・。
すると、自分のお店から200mほど離れたところでラーメンのチェーン店が同じ時期にお店をオープンさせていたことに気づきました。
そして、あちらは今日も行列を作っております。
それから、1か月ほど経過したらこちらのお店には閑古鳥が鳴くようになりましたが、あちらは相変わらずの行列が・・・。
思わず、あなたはこんな声を上げてしまいました。
「こちらのほうが美味しいラーメンを作っているのに、どうしてお客様はあちらのまずいラーメンに群がるのか。とうとうお客様の味覚もおかしくなったのか・・。」
このような言葉を言っているとラーメン屋さんはどうなるでしょうか?
この物語は、責任をどちら側で見ているのかということをお知らせするためのストーリーです。
あなたに起こった悪い出来事を他人のせいにしていませんか?
自分自身の出来事を誰かのせいにしているということは、依存している状態と言えます。
依存している状態では、自己成長は残念ながらありえません。
お客様が来ないのは、お客様の味覚のせいだなんて言っていると自分のラーメンの味を変えてみようと気にはなりません。
ですから、当然ですが結果が変わることはあり得ないでしょう・・。
何事も自分に置き換えて考えられるように習慣づけることを意識しましょうね!!
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